「ケアンズ」(Cairns)は、オーストラリア大陸北東部、クィーンズランド州のブリスベンの北約1,720 kmに位置し、ヨーク岬半島の付け根付近のトリニティー湾から珊瑚海に面し、クィーンズランド州最北部の中心都市である。ケアンズは、日本からは一番近い北の玄関口である。2,000 kmに及ぶ世界最大の珊瑚礁のグレートバリアリーフ海洋国立公園とキュランダ、ケープトリビュレーション、デイントゥリー、アサートン高原などを含む熱帯雨林のクイーンズランド湿潤熱帯地域(ウエットトロピックス)は世界自然遺産に指定されている。パームコーブやポートダグラスはケアンズの北に位置する。ケアンズ拠点としてグリーン島やフィッツロイ島へ日帰りでクルージング、島の散策もできるが一泊すると美しいサンゴ礁の海を満喫できる。グリーン島は、ケアンズ港から一番近いグレートバリアリーフのリゾートアイランドである。
ケアンズ市内
写真:Cairns Region
ケアンズからの日帰りツアーには、キュランダやアサートンテーブルランド、モスマン、ケープトリビューションなどの熱帯雨林地帯ツアーなどがある。ケアンズからのツアーは、ホテルやケアンズ市内の観光案内やツアー会社で予約ができる。ケアンズでは、日本語対応の会社もあるので安心してツアーの予約ができる。日本語ガイド付きのツアーも数多くあり、詳しい説明を聞ける。
ケアンズ滞在中のショッピングは、ケアンズセントラル、ピアショッピング、トリニテ−ウォ−フ、ケアンズナイトマーケットで楽しめる。ケアンズで買えるお土産は、オーストラリア先住民アボリジニの民芸品、ケアンズ周辺のリゾートウエアや海をモチーフにした小物である。
ケアンズでのアクティビティには、クルージング、ダイビング、ラフティング、乗馬、パラアセイリング、スカイダイビング、ジェットスキー、バンジージャンプ、熱気球、シーニックフライト、フィッシングなどがあり、豊富である。
ケアンズで楽しめるグルメは、シーフード(海鮮料理)がメインであるが、リゾート都市であるので各国のエスニック料理もある。
ケアンズのナイトライフは、トリニティー湾沿えのエスプラネードが中心であり、パブや深夜レストランなどがある。バーは、告知が無い場合、テーブルチャージを取らない。
ケアンズ滞在中に気になるオーストラリアのマナーについては、「オーストラリア マナー」、また、愛煙家にとって大変気になる喫煙・禁煙については、「オーストラリア 禁煙」に情報がある。
ケアンズのトリニティー湾は浅く、マングローブに覆われているので泳げるビーチはないが、ケアンズ北部のノーザンビーチには、マーチャンズビーチ、ホロウェイビーチ、トリニティービーチ、ケワラビーチ、クリフトンビーチ、パームコーブやエリスビーチなどがある。
ダイビングは、初心者からベテラン向けのダイビングスポットがあり、宿泊するホテルのツアーデスクや街の観光会社でダイビングツアーの予約ができる。
ケアンズの気候は、熱帯性であり、夏は一般的に暑く湿度が高く、冬は比較的に穏やかに乾燥している。年間の平均降雨量は、1992ミリであり、雨天の日の年間平均は、152日である。ケアンズの年降雨量の殆どは、1月から3月の夏に降る。12月から3月にかけて季節風のモンスーンの気圧の谷がケアンズに接近するので暑く湿度が高い気候になり、雷雨をともなう嵐や熱帯性のサイクロン(台風)を発生させる可能性がある。
雷雨をともなう嵐は、ケアンズから内陸の山岳地帯で定期的に発生するがケアンズ市内に移動することは希である。5月から10月にかけて亜熱帯性の気圧の峰が発生し、ケアンズは南東の貿易風の影響下になる。湿気の高い海からの風は、昼間に雨を降らすが、夜から朝にかけて強く、午後には弱くなる。
年間を通して熱帯性の気温は安定している。ケアンズの典型的な日中の最高最低気温の幅は、真夏に23度から31度であり、真冬は18度から26度である。
一般的な風は、東から南東であり、4月から7月にかけて強い風(サイクロンを除いて)が吹く。夏の期間は、北から北東の穏やかな海風が海岸に沿って吹く。
サイクロンの季節は、12月から4月であるが例外的なサイクロンも発生することもある。これまでサイクロンの上陸が多かったのは、1977年であり、熱帯性のサイクロンが4度も上陸した。
ケアンズの気候は、年間を通して温暖であり、雨季(11〜4月)の夏と乾季(5〜10)の冬がある。年間の平均最高温度は、31.4度であり、平均最低気温は、17度である。現在のケアンズの天気と気温は、「オーストラリア 天気・気候」を参照。ケアンズ滞在中の服装については、「オーストラリア 服装」を参照。
ケアンズの現在の天気と気温は、「ケアンズ」をクリックすると表示できます。
ケアンズの公共の場、ホテルやレストラン等は、清潔であり、衛生上の問題はない。保健所が定期的に衛生検査を行っているので、ランクにもよるが、レストランは、清潔である。ただ、レストランの屋外やその他の屋外で食事をしている時にハエが飛んでくることがある。衛生上の問題はないが気になるなら追い払おう。水道水は、そのまま飲んでも安全である。ミネラルウォーターは、ケアンズ市内や観光スポットで「エイヴィアン」や「マウント・フランクリン・スティール」等が買える。
ケアンズの玄関口であるケアンズ国際空港は、ケアンズ市内から北8 kmに位置し、国際線と国内線のターミナルがある。「オーストラリア ケアンズ国際空港」を参照。ケアンズ国際空港からケアンズ市へのアクセスについては、「ケアンズ市内周辺へのアクセス」にリンクしてある。ケアンズ国際空港からは、クイーンズランド州のタウンズヴィル、マッカイ、ロックハンプトン、ハミルトン島などの各都市やオーストラリアの首都や州都に定期便が発着する。
日本からケアンズへは、成田、名古屋、関空、福岡から飛行機の直行便があり、ケアンズ国際空港までの所要時間は、7時間30分前後である。オーストラリア国内から飛行機でケアンズへは、シドニーから3時間、ブリスベンから2時間15分、メルボルンから3時間20分、パースから7時間20分である。
ケアンズ国際空港からケアンズ市内へのアクセスは、オーストラリアコーチ(Australia Coach)が運行するシティエアポーター(City Airporter)がある。ケアンズ市内までの所要時間は、約15分前後であり、料金は、7.50ドル程度である。ケアンズ市内までのタクシー料金は、約15.00ドルであるので2人以上の時は、所要時間も10分前後であるので割安である。パームコーブやポートダグラス行きのバスやリムジンも運行されている。
オーストラリア国内からケアンズへは、ブリスベン、シドニー、メルボルン、ダーウイン、アリススプリングやエアーズロックの間に定期便が就航している。ケアンズへの陸路は、ブリスベンからの高速列車のティルトトレインとグレイハウンドなどの長距離バスが運行されている。ケアンズへの長距離バスの所要時間は、ブリスベンから約30時間、シドニーから約45時間、メルボルンから乗り継ぎで約60時間である。
ケアンズとケアンズ周辺の地図と航空写真は、「ケアンズ 地図 航空写真」で閲覧でき、ケアンズを起点とするグレートバリアリーフのトロピカル諸島の位置は、「オーストラリア トロピカル諸島」から閲覧できる。ケアンズの街歩きは、Google Mapのストリートビュー「ケアンズ」で行える。ケアンズからのドライブは、「オーストラリア 道案内」で経路や所要時間を検索できる。
ケアンズ ラグーン・プール
写真:Cairns Pictures
グリーン島は、ケアンズから約27kmに浮かぶコーラル・ケイ(珊瑚礁の島)の一つである。約6000年の歳月を経て珊瑚が堆積し、島の面積は、約15万平方メーターである。島の北側に白砂のビーチがあり、澄み切った海でマリンアクティビティを楽しめる。グリーン島へのアクセスは、ケアンズのリーフ・フリート・ターミナルから高速カタマランで約45分である。往復乗船付きのパッケージツアーが70ドル程度(現地で要確認)である。マリンアクティビティには、スノーケリング、体験ダイビング、サーフ・スキーやシー・ウォーカーなどがある。グリーン島の観光情報は、「オーストラリア グリーン島」を参照。
ケアンズ グリーン島
写真:Great Barrier Reef
ケアンズ グリーン島
写真:Travel n Travel
100年以上の歴史を誇るキュランダ観光鉄道は、熱帯雨林を抜け、ケアンズから海抜約380mのキュランダまでを約1時間45分を要する。19世紀の後半、鉱山で働く人々に物資を輸送するために開通した。レトロな木製の車両や革張りの座席が当時を偲ばせる。バロン滝駅では、展望台があり、高さ約265mのバロン滝を望める。
ケアンズ キュランダ観光鉄道
写真:World Famous Kuranda Scenic Railway
ケアンズ バロン滝
写真:CAIRNS NATIONAL PARKS
スカイレールの全長は、約7.5kmであり、途中下車して熱帯雨林を散策できる。地球最古の熱帯雨林は、約1億2000年前にオースト大陸を覆っていた巨大な森林の一部である。
ケアンズ スカイレール
写真:Skyrail over the rainforest
ケアンズの動画では、ケアンズ観光の一般情報、キュランダ観光鉄道の車窓からの眺めやバロン滝、グリーン島への遊覧ツアー、ダイビングやシーウォーカーなどを閲覧できます。「ケアンズ You Tube」をクリックすると閲覧できます。