オーストラリア 物品サービス税(GST)

■ オーストラリア 物品サービス税

オーストラリア連邦政府は、2,000年7月1日に税制改革の一環として、1970年代の中頃から懸案となっていた一律10%の物品サービス税(Goods and Service Tax、一般的にGSTと呼ばれ、商品サービス税とも訳せる。)を導入し、平均22%の卸売上税(Wholesale Sales Tax)や宿泊税(Bed Tax、州及び特別地域政府税)などを廃止するとともに36%の法人事業税を30%に軽減した。新税システム法(物品サービス税)1999「A New Tax System (Goods and Service Tax)Act 1999」の内容から物品サービス税は、付加価値消費税(Value Added Consumption Tax)とも言える。物品サービス税は、内税方式で表示され、表示価格の1/11である。

物品サービス税の定義は、オーストラリアで消費される殆どの物品、サービスとその他の供給について一律10%の税金を課する間接税である。輸入品も課税の対象になっている。物品・サービス税の導入に伴い、年間50,000ドル以上の売上のある事業者(非営利団体は、100,000ドル以上)は、オーストラリア税務署(Australia Tax Office)に登録し、オーストラリア事業番号(Australian Business Number、ABN)を取得することが制度化された。この限度を超えた場合は21日以内に登録が義務付けられている。売上が年間50,000ドル以下の事業者と100,000ドル以下の非営利団体の登録は、任意である。登録することにより売上に含まれる物品・サービス税の内から還付の請求(Tax Credit)ができる。還付の請求をするため請求書(Tax Invoice) に物品・サービス税を記載することが必要である。

物品サービス税を具体的に述べると売買の過程における付加価値に対する税金を徴収する税制である。消費者が最終的に物品サービス税を支払うがオーストラリア税務署は物品やサービスの売買過程で各事業者から税を徴収するシステムになっている。

例えば、

売買 価格 GST 還付
製紙会社が出版社に紙を売る(ドル) 4.40 0.40 0.00
出版社が卸売業者に本を売る(ドル) 11.00 1.00 0.40
卸売業者が書店に本を売る(ドル) 14.30 1.30 1.00
書店が消費者(お客)に本を売る(ドル) 27.50 2.50 1.30
合計(ドル) 5.20 2.70

消費者は、本代として物品サービス税の2.50ドルを合計した27.50ドルを書店に支払う。オーストラリア税務署は、物品・サービス税を3回の売買で合計5.20ドルを徴収するが出版社、卸売業者と書店に合計2.70ドルを還付するので最終的に2.50ドルの税収となる。

生活に必要な最低限の物については、物品サービス税が非課税になっている。非課税項目には、生鮮食料品、医療費、医療保険、育児費、教育費、水道・下水、チャリテイ、宗教サービス、寄付、個人の住宅購入、個人所有の中古品の売却、輸出品などがある。但し、生鮮食料品は、非課税と課税に細分化されており、例えば、調理された生鮮食料品などは課税対象になる。何故か公共料金の電気・ガスは課税対象である。

註、「オーストラリア」の管理人が理解している範囲内で物品サービス税についてのポイントを書き留めました。詳細については、オーストラリアの会計士や税理士にご相談ください。

■ 旅行者払戻制度(TRS)

海外からの旅行者がオーストラリア国内で消費する現地ツアー費、ホテルなどの宿泊費、鉄道、バスやレンタカーなどの交通費、ツアーガイドや通訳費、クルージング費、レストランなどでの飲食費、調理された生鮮食料品などには、物品サービス税(Goods and Service Tax、一般的にGSTと呼ばる)が課税される。オーストラリア国内線の航空運賃は、オーストラリア国内で購入すると課税されるが海外で購入した場合は非課税である。国際線の航空運賃は、非課税である。

海外からの旅行者が国外に持ち帰る物品については、旅行者払戻制度(Tourist Refund Scheme、TRS)の条件を満たす場合、支払った物品サービス税とワイン平衡税(Wine Equalisation Tax、WET)が還付される。還付手続きは、空港の出国審査後、出発エリアにあるTRSカウンターで出発時刻の30分前に行う必要がある。この還付手続きは、帰国してから請求できない制度なので出発前に内容をチェックすることをお奨めする。

旅行者払戻制度は、空港のTRSカウンターの税関係官が確認できる物品に限定され、次の条件が適用される。

出国前30日以内に店舗あたり300ドル以上のショッピングをした時に発行される領収書(Tax Invoice)に購入日、価格、店舗の事業登録番号(ABN)、購入品名称などが記載されていること。店舗あたり1,000ドル以上のショッピングについては、購入者の氏名と住所の記載が必要になる。

物品には、オーストラリアで購入し、出国時に身に付けている衣類や宝飾品、使用したカメラなども含まれるが、別送品は対象外である。

TRSカウンターでは、税関係官に対象物品、領収書(Tax Invoice)、パスポートと搭乗券を提示する。物品サービス税の還付は、オーストラリア税関から旅行者のクレジットカード口座への振込みとオーストラリア税関が旅行者に郵送する小切手で行なわれる。小切手は、換金するとき銀行手数料を負担することになる。

税関係官が還付する金額を計算するが、物品については総購入額の1/11、ワインは総購入額の14.5%である。

旅行者払戻制度(Tourist Refund Scheme、TRS)の詳細については、オーストラリア税関サービス(Australian Customs Service)の 「Advice for travellers(英文)」に記載されており、 日本語版も掲載されている。


オーストラリア

オーストラリアについて
オーストラリアの基本情報
オーストラリアの旅行について
オーストラリアの観光地について
オーストラリア 首都
オーストラリアの都市について

州と特別地域地域

クイーンズランド州 - QLD
ニューサウスウェールズ州 - NSW
オーストラリア首都特別地域 - ACT
ビクトリア州 - VIC
タスマニア州 - TAS
北部準州 - ノーザンテリトリー、NT
南オーストラリア州 - SA
西オーストラリア州 - WA
その他特別地域 - Territories

主要な都市と観光地

ケアンズ
グレートバリアリーフ
サンシャインコースト
ブリスベン
ゴールドコースト
シドニー
キャンベラ
メルボルン
ホバート
ダーウイン
エアーズロック(ウルル)
オルガ渓谷・カタジュ
アデレ−ド
パース
■ ・・・主要な都市と観光地の続きは、サイトマップを参照。

カテゴリ

ホテル・観光・交通
グルメ・飲食・食品
ショッピング
スポーツ・レジャー
ナイトライフ
ギャンブル
趣味
アート・音楽
自転車・バイク・自動車
医療・健康・介護
テレビ・映画・演劇
出版・雑誌・新聞
生活・暮らし・移住
不動産・賃貸住宅
教育・学校・留学
学問・研究
金融・保険・投資
政治・経済・法律
製造業・流通・環境
生産業
ビジネス支援
インターネット
女性向情報
求人・求職
日豪企業
連邦政府・州政府・各種団体
ライブ・カメラ
個人HP

トピックス

オーストラリア 地図
オーストラリア ビザ
オーストラリア 旅行
オーストラリア 留学
オーストラリア ワーキングホリデー
オーストラリア ドル
オーストラリア 時差
オーストラリア 天気・気候
オーストラリア 紫外線
オーストラリア 土産
オーストラリア 物品・サービス税(GST、消費税)
オーストラリア 物価
オーストラリア 持ち物チェックリスト
オーストラリア 衣食住
オーストラリア 服装
オーストラリア 食べ物
オーストラリア ミート・パイ
オーストラリア ベジマイト
オーストラリア ワイン
オーストラリア ビール
オーストラリア 禁煙
オーストラリア マナー
オーストラリア サーフィン
オーストラリア ダイビング
オーストラリア 歴史
オーストラリア 先住民
オーストラリア オージー
オーストラリア 語源と意味
オーストラリア 英語
オーストラリア コマーシャル(CM)
オーストラリア 動画
オーストラリア 地図 航空写真
在日オーストラリア大使館 地図
在オーストラリア日本国大使館 地図
オーストラリア 空港
オーストラリア 島
オーストラリア 世界遺産
オーストラリア 資源開発
■ ・・・トピックスの続きは、サイトマップを参照。

オーストラリアの書籍

オーストラリアの書籍

オーストラリア」は、クイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州、首都特別地域、ビクトリア州、タスマニア州、ノーザンテリトリー、南オーストラリア州と西オーストラリア州を対象とする総合情報デレクトリ型検索エンジンです。ブリスベン、シドニー、メルボルン、アデレード、パース、ホバート、キャンベラ、ダーウィンなどオーストラリアの都市、また、ケアンズ、グレートバリアリーフ、サンシャインコースト、ブリスベン、ゴールドコースト、エアーズロックなどオーストラリアの観光地のホテル、旅行、観光、交通、地図、グルメ、不動産、求人、留学、ワーキングホリデー、ショッピングとナイトライフなどの情報を検索できます。

オーストラリア関連のウエブサイトの登録申請は、新規登録からできます。自薦・他薦を歓迎します。相互リンクを頂ければ嬉しいです。

当サイトに掲載されている内容の無断転載・複製等は固く禁止されています。
Copyright(C) 2005 Searchworldwide, Inc. All rights reserved.

オーストラリア
[詳細検索]