オーストラリア 紫外線

オーストラリア 紫外線」は、オーストラリアにおける紫外線に対する日焼け止め対策と皮膚癌についての情報を紹介する。

■ オーストラリア 紫外線対策情報

オーストラリア大陸は、年間を通して晴天の日が多く、太陽光線の紫外線が強いので、つばの広い帽子、サングラス、日焼け止めクリーム(サンスクリーン剤)を携帯することをお奨めする。オーストラリア大陸上空では、紫外線を吸収する大気圏のオゾン層が薄くなったり一部に穴があり、日焼けにより皮膚に色素異常症(しみ)のようなメラノーマ(黒色腫)ができる可能性が高い。日焼けには、UV-B(中波長紫外線)によるサンバーン(赤くなる、水ぶくれ、皮膚がむけるなど)とUV-A(長波長紫外線)によるサンタン(黒くなる、しわとしみの原因など)の2種類あり、日焼けを繰り返すと、しわ、色素異常症(しみ)、皮膚癌などの慢性の皮膚障害が生じる。悪性のメラノーマは、皮膚癌に進展し、オーストラリアでは毎年約400名が死亡し、増加する傾向にある。オーストラリアの日焼けによる皮膚癌の発生率は世界一であり、ヨーロッパから移住してきた人達に皮膚癌発生のリスクが高い。オーストラリアで日焼けにより皮膚にできた”しみ”が乾いていなく湿ぽい症状なら医者の診断を早く受けることが肝要である。

強い紫外線は、薄い衣類を通過するので紫外線から皮膚を守るため衣類の下にも日焼け止めクリームを塗ることが必要になることもある。太陽光線の強い所や日陰でも紫外線が反射する所では、日焼け止めクリームを少なくとも約2時間毎に塗りましょう。

オーストラリアのガン防止協会は、1980年代から全国的な皮膚癌予防キャンペーンとして、スリップ(長袖の上着を着て)、スロップ(日焼け止めクリームを塗り)、スラップ(つばの広い帽子をかぶる)の標語を使用しており、現在では、ラップ(サングラスをかけて)が追加されて有害紫外線対策と教育を徹底している。尚、英語のスローガン(標語)は、Slip、Slop、Slap and Wrapである。

オーストラリアでは、紫外線が年間ベースとして11月から2月の夏の季節に1番強く、紫外線のレベルは、午前10時から午後3時にピークに達し、この5時間で1日の紫外線の約60%を浴びることになる。

衣類の生地は、綿(コットン)が紫外線を遮断するのでお奨めする。帽子は、つばの広さが8から10 cmのものをかぶり、日焼け止めクリームを顔や首に塗ること。日焼け止めクリームのSPF(Sun Protection Factor)は、最低でもSPF15、できればSPF30のものを使用する。幼児や子供用にはSPF30+がある。サングラスと帽子の両方により目に届く紫外線を98%カットする。

オーストラリア気象庁は、紫外線指数予報をだしており、指数の3未満は適度、3以上は高い、6以上は非常に高い、10以上は極度に高いと4つに分類している。

オーストラリアの「サンスマートプログラム」については、Sun SmartSun Senseが参考になる。

日焼けした後のアフターケアとしては、男女ともに日焼け直後に皮膚が乾燥した状態になっているので、アロエやビタミン Eなどを含む化粧水や乳液などの低刺激性の基礎化粧品を繰り返して塗り、皮膚に対する水分補給と保湿を行うことが肝心である。美容液などで10分くらい湿布することも効果的である。さらに日焼けトリートメント(保湿クリーム)をに塗ることをお奨めする。寝る前には、必ずもう一度皮膚に対する水分の補給と保湿を行うことを忘れないことです。

「オーストラリア」の管理人の体験談から一言。日焼け止めクリームを買うときは、日焼けトリートメント(保湿クリーム)とペアとする。保湿液もあればベター。日焼けしたときは、冷たいシャワーを繰り返して浴び、皮膚を冷やすとともに水分(ビールでも構わない)の補給を十二分に行なう。その都度、保湿クリームを塗ることで症状が軽減され、日焼け後の皮膚も剥げないし、健康的に黒くなる。

管理人がアフターケアとして家庭にある物で試したことがある。キュウリ、アボカド、トマト、ヨーグルト、ラベンダーオイルなどであるが、効果の方は別として、オーストラリアの職場やパブで友人とビールを飲む時の話題の一つとして多いに活用できた。「冷たいシャワーを浴び、冷たいキュウリを薄くスライスし、日焼けした部分に3層に貼り、パックを何回張り替えて、何時間横になり.........」「その間、トイレにも行けなかったとか」と落ちをつけることでその場が盛り上がること間違いなし。

紫外線には、適度な日光浴により人の体内でビタミンDを合成する効果などもあるが、過度に浴びることにより皮膚の老化の進行、目の白内障、免疫機能低下による口唇ヘルペスなどを引き起こす危険性がかなり高いと医師や専門家が指摘している。また、世界保健機関(WHO)は、紫外線を過度に浴びたことが原因で、世界で年間約6万人が死亡しているとする報告書を発表している。オーストラリアでの滞在期間が短くても屋外、特にビーチやアウトバックでの紫外線の浴びすぎには、注意しよう。紫外線の中のUV-Aは、UV-Bの10倍ほど多く含まれ、曇りの日でも地上に届くので日焼けする。

註、オゾン層の破壊は、世界で使用するフロン・ガス等などが原因である。日本上空のオゾン層も年々薄くなっている。紫外線は、波長によりUV-A(320-400nm、長波長紫外線)、UV-B(280-320nm、中波長紫外線)、UV-C(190−280nm、短波長紫外線)の3種類に分類される。紫外線を浴びる量は、紫外線強度、紫外線量、服装や日陰、太陽の向きなどの状況により大きく変わる。UV-AとUV-Bは、日陰でも散乱光として反射する。UV-Aは、UV-Bの10倍ほど多く紫外線の中に含まれ、曇りの日でも地上に届く。UV-Aは、長波長のUV-A-1(340-400nm)と短波長のUV-A-2(320-340nm)に分けられ、UV-A-1は真皮の奥まで届き弾力繊維にダメージを与え、しわ・たるみの原因になり、UV-A-2は真皮まで届きしみ・くすみの原因になる。UV-AとUV-Bの違いについては、UVA、UVBって何なんですか?が参考になる。

SPF(Sun Protection Factor)は、メラニン色素を作る紫外線のUV-Bの防止効果を数字で示す。紫外線によって人の肌が赤くなり始めるのは約20分である。 SPFの数値は、その時間を何倍遅らせるかを示す。SPF10の場合、20分x10で200分であり、3時間半近く効果があることを意味する。

PA(Protection Grade of UV-A)は、肌を黒くし老化の原因になる紫外線のUV-Aの防止効果を「+」の記号で示す。3段階に分かれており、「+」が増えるほどPA防止効果がある。

オーストラリアでは、紫外線により犬や猫などのペットも皮膚癌になる傾向が上昇しており、羊も白内障になり、畜産業界でも問題になっている。オーストラリア上空のオゾン層の破壊状況については、オゾンホールの下で - オーストラリアでその詳細を知ることができる。


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