「オーストラリア」は、オーストラリア連邦のクイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州、オーストラリア首都特別地域、ビクトリア州、タスマニア州、ノーザンテリトリー(北部準州)、南オーストラリア州と西オーストラリア州を対象とする豪州総合情報の検索エンジン(リンク集、検索サイト、サーチエンジン)です。
オーストラリアの国土は、日本の約21倍、世界で6番目に広い国であり、地球の最大の島で最小の大陸でもある。約2,000 kmに及ぶ世界最大の珊瑚礁帯のグレート・バリア・リーフ国立海洋公園と世界遺産に指定されたウルル・カタジュタ(エアーズロック・オルガ岩郡)国立公園など世界に類を見ない壮大な自然景観、カンガルー、コアラ、カモノハシ、エミューなどのユニークな動物たちで知られる。他方、街に目を向けると、美しい港に囲まれたシドニーは、オペラハウス、ハーバーブリッジが世界的に有名で金融と経済の中心都市である。美しい花々と緑溢れる公園が数多くあるメルボルンは、「ガーデン・シティー」とも呼ばれ、スポーツに対する熱狂ぶりは有名で「全豪オープンテニス」、「F1グランプリ」、「メルボルンカップ」などが開催される。世界一住みやすい街と呼ばれているパースは、治安が良く比較的物価も安く、インド洋に沈む夕日は、東海岸とまた違う魅力がある。このように壮大な自然景観と近代都市が調和して共存し、ワンダフルなアクティビティを満喫できるオーストラリア(豪州)。ここは「旅の島・レジャーの大陸」でもある。英国系を中心とする欧米系移民により開拓された若い国。いつも陽気でフレンドリーなオージー「Aussie、オーストラリア人」は、明るい天候と天然資源に恵まれた自分達の国を「ラッキー・カントリー(幸運な国)」と呼ぶ。アジアに最も近い西洋の国というだけではなく清潔で安全な国である。日本との時差も少ないので初めての海外旅行や子連れ旅行にもオススメ!「サンゴ礁の海でマリン・スポーツを楽しみたい!」「世界遺産に指定された大自然を巡りたい!」「コアラなどの動物に会いたい!」「街でショッピングをしたい!」などの希望に応える若い国である。
南半球のオセアニアに位置するオーストラリアの正式名称は、Commonwealth of Australia「コモンウェルス・オヴ・オーストラリア」、連邦制国家であるので「オーストラリア連邦」とも呼ばれる。首都はキャンベラである。漢字による当て字では「濠太剌利」と表記され、濠洲(ごうしゅう、常用漢字では豪州と表記)と略記されるが日本語での正式表記は、「オーストラリア」である。イギリス本国とは対称の位置にあるため俗称「Down Under」といわれるが最近のオージーはこの俗称を使わない。「Aussie」、「 Ozzie」、「Ossie」が一般的である。国名は「Terra Australis (ラテン語で南の地を意味する)」に由来する。国土の面積は、7,682,300 km2、人口19,913,100人(2,004年、世界第52位)、人口密度は約2.5人/km2(2,004年、少ない順位では世界第9位)である。人口は主に東海岸の大都会に集中し、Outback「アウトバック」と称される内陸部では乾燥した砂漠地帯が延々と続く。
オーストラリア連邦はクイーンズランド州(Queensland, QLD)、ニューサウスウェールズ州(New South Wales, NSW)、オーストラリア首都特別地域(Australian Capital Territory, ACT)、ビクトリア州(Victoria, VIC)、タスマニア州(Tasmania, TAS)、北部準州(ノーザンテリトリー、Northern Territory, NT)、南オーストラリア州(South Australia, SA)と西オーストラリア州(Western Australia, WA)で構成される。英連邦の一員で政治体制は立憲君主制、国家元首はエリザベス2世女王陛下である。連邦政府が外交,国防,移民,貿易などの権限をもっているのに対し,州政府は教育,産業開発,環境問題などの広範な権限をもち現在でも州政府の権限が強い。
いつも陽気なオージーは「Drinking、飲むこと」、「Gambling、賭けること」、「Sport、運動すること」が大好きな国民である。家ではミートパイを食べながらビール(スタビーと呼ばれる小瓶で)を飲み、テレビでスポーツ番組(フッティ・オーストラリア式フットボール、クリケット、ラグビー、テニスなど)を見て至福の一時を過ごす。海外から移住して新オージーになった人達をノージー(New Aussieを合成してNaussie)と呼ぶ。
観光地として世界的に人気の高いオーストラリア東海岸のケアンズ(Cairns)、グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)、サンシャインコースト(Sunshine Coast)、ブリスベン(Brisbane)、ゴールドコースト(Gold Coast)とシドニー(Sydney)、メルボルン(Melbourne)、オーストラリア中央のエアーズロック(ウルル、Ayers Rock、 Uluru)地域についても専用のカテゴリを設定しており、これらの観光地のホテル、観光、交通、グルメ、飲食、食品、ショッピングとナイトライフなどの地域情報も検索できます。
クイーンズランド州(QLD)は、「サンシャイン・ステート」と呼ばれ、大陸の北東部に位置し、熱帯、亜熱帯に属するが、気候にも恵まれ、年間を通して快適である。州の北東部は、世界自然遺産でもあるグレート・バリア・リーフ国立海洋公園(中心はウィットサンデー諸島)への玄関口であるケアンズから、南東部は、約42 kmにも及ぶ黄金の美しい砂浜のゴールドコーストまで世界的にも有名なトロピカル・リゾート地帯である。州都のブリスベンは、近代化が進む高層ビル郡の中にもコロニアル風な街並みを残し、全体的に落ち着いた雰囲気の都市である。州都のブリスベン、ケアンズとタウンズビルにある国際空港は海外からの旅行客を受け入れる玄関口である。ケアンズは、日本からは一番近い北の玄関口。2,500以上の珊瑚礁を有するグレートバリアリーフとキュランダ、ケープトリビュレーション、デイントゥリー、アサートン高原などの熱帯雨林の2つの世界遺産があり、パームコーブやポートダグラスは北に位置する。グリーン島は、ケアンズ港から一番近いグレートバリアリーフの島である。ゴールドコーストは、南太平洋の白波が打ち寄せる海岸に沿って高層のホテルやコンドミニアムがある。世界遺産のラミントン国立公園にも近く、ここでは海のマリンスポーツと山の大自然を満喫できる。「ドリームワールド」「シーワールド」と「ムービーワールド」の3大テーマパークは見逃せない。「クイーンズランド州 地図 航空写真」
ニューサウスウェールズ州(NSW)は、気候は温帯地域に属し、他の地域と比べて四季(日本とは逆の季節になる)がはっきりしている。州都のシドニーは1788年にヨーロッパ人が最初に入植したオーストラリア発祥の地で国内最大の都市でもある。オーストラリア総人口の約3分の1がニューサウスウェールズ州で生活し、またその3分の2以上が州都のシドニーに集中する。シドニーの西70 kmに連なるブルー・マウンテンズは世界遺産、世界で最南端の珊瑚礁に浮かぶロード・ハウ島、ハンターバレーはワインの産地である。シドニー空港はオーストラリアの主要な国際玄関口である。「ニューサウスウェールズ州 地図 航空写真」
ビクトリア州(VIC)は、温帯性気候に属し、ニューサウスウェルズ州と同じく、四季がある。最も小さい州であるが、人口は第2番目に多い。人口密度が一番高い都市化が進んだ州である。人口の約4分の1は海外で生まれた新移民であり、イタリア、ギリシャなどの南欧系からベトナム、中国などのアジア系まで様々な人種が住んでいる。州都のメルボルンは、シドニーに次ぐ第2の都市、市内を走るトラム(市電)が印象的である。毎年11月に開催される「メルボルン・カップ」のレース(競馬)の時間帯は、国の機能が一時停止するとも言われるほどの国民的イベント。州内には観光スポットも多く、約4億年かけて形成されたグランピアンは州で最も大きい国立公園、内陸中心地域には19世紀の中頃、世界中から一攫千金を夢見た人々が移動して来た金鉱山地帯がある。海岸線には、州が誇るグレート・オーシャン・ロードとサーフィンのメッカ、コアラやアザラシが生息するフィリップ島、この島のペンギンパレードは有名である。「ビクトリア州 地図 航空写真」
南オーストラリア州(SA)は、大陸の中央南部に位置し、気候は地中海性気候によく似た気候であるが最も乾燥した州である。 年間を通して500以上ものフェスティバルが開催されので「フェスティバルの州」として知られ、特にフード、ワイン、アートフェスティバルが盛大である。州都のアデレードは19世紀にユートピアを求めて移住したきた自由移民が建設した理想都市である。隔年に州都のアデレードで開催されるアデレード芸術祭は、国際的な文化イベントであり、芸術と文化の都市としても名前が知られている。ドイツ移民がワイン造りをもたらしたバロッサ・バレーのワインは有名。50以上のワイナリーが点在するワインの産地である。アデレード東南のロフテイ山脈の麓に広がる丘陵地帯のアデレード・ヒル、1,000 m級以上の山々が連なるフリンダーズ山脈、アシカやペンギンなど野生動物の楽天となっているカンガルー島がある。世界最大のオパール産地であるクーパー・ピディでは地下ホテル滞在を体験できる。「南オーストラリア州 地図 航空写真」
西オーストラリア州(WA)は、温帯性気候に属し、大陸の約3分の1を占める一番大きな州である。西ヨーロッパとほぼ同じ大きさで、約195万の州民の約4分の3は、州都のパースに住む。鉱物資源が豊富である。州の東側の大部分は砂漠、西側には世界で最も自然のままといわれる12,500 kmの海岸がある。ウェーブロック、ピナクルス(石化した原生林)、モンキーマイヤ、エスペランスとワイルドフラワーツアーなど魅力がある観光地も多い。特に、最後の秘境といわれるキンバレー、野生のイルカと触れ合えるドルフィンコーストのモンキーマイヤ、荒々しい自然の海が広がるアウトバック・コーストのガスコイン、ロットネスト島はパース沖に浮かぶリゾートアイランドが有名である。「西オーストラリア州 地図 航空写真」
タスマニア州(TAS)は、大陸の南東に位置し、バス海峡で本土と隔てられる最小の島の州であり、その面積は、日本の北海道とほぼ同じである。気候は海洋性気候で、夏場でも木陰に入ると涼しく感じる。島の形状から「アップル・アイランド」と呼ばれる。自然に恵まれ州の3分の1が国立公園である。州都のホバートは入植が第二番目に古く、歴史ある建物が近代化されたビル郡の中に多く残されている。伝統的なシドニー・ホバート・ヨットレースのゴールでもある。タスマニア州は、牡蠣、アワビ、サーモンなどシーフード食材の宝庫でもある。「タスマニア州 地図 航空写真」
オーストラリア首都特別地域(ACT)は、6州とノーザンテリトリーを統括する独立行政区域である。首都のキャンベラは、1,900年代にアメリカの建築家バーリーグリフィンが設計した人工的計画都市であるため他の都市とは雰囲気が異なる。バーリーグリフィン湖を中心に国会議事堂、国立図書館、国立美術館、国立博物館、最高裁判所、戦争記念館など数々の国の施設がある。「オーストラリア首都特別地域 航空写真」
ノーザンテリトリー(北部準州、NT)は、「トップ・エンド」と呼ばれ、熱帯雨林性気候からアウトバックの砂漠性気候に属し、先住民アボリジニが一番多く住んでいる。州都のダーウィンは、最北端に位置する大陸への玄関口であり、先住民のアボリジニと白人が共存する都市である。ノーザンテリトリーの北部には世界遺産のカカドゥ国立公園と広大な放牧・果実農業地帯や温泉(マタランカホットスプリング)があるキャサリン渓谷、中央部には、これもまた世界遺産として有名なウルル・カタジュタなどがあり、世界各国から訪問する観光客を魅了する自然景観が素晴らしい。巨大な一枚岩のウルル(エアーズロック)は、「地球のおへそ」とも呼ばれ、オーストラリアのシンボルとして知られる。このウルル(エアーズロック)とその西約30 kmにある大小36もの岩山が集まったカタジュタ(オルガ岩郡)は、ウルル・カタジュタ(エアーズロック・オルガ岩郡)国立公園となっており、先住民アボリジニの聖地でもある。キングスキャニオンは、「オーストラリアのグランドキャニオン」とも呼ばれ、岩壁の高さは最高270 m、赤茶けた岩山が多様な景観を見せるマクドネル国立公園など観光スポットが豊富。アリススプリングスは砂漠の中にできたオアシスでウルル(エアーズロック)に近い都市。「ノーザンテリトリー(北部準州) 航空写真」
その他特別地域(Territories)についてオーストラリア連邦政府は、アシュモア島・カルティエ島、クリスマス島、ココス(キーリング)諸島、珊瑚海諸島、ハード諸島、マクドナルド諸島、ノーフォーク島を領土として統治する。また、南極の42 %については条約に基づいた責任も負っている。
大陸の最東端は、ニューサウスウェールズ州(NSW)のバイロン ベイ(Byron Bay)、最西端は、西オーストラリア州(WA)のスティープ ポイント(Steep Point)、最南端は、南オーストラリア州(SA)のウイルソン プロモントリー(Wilsons Promontory)、最北端は、クイーンズランド州(QLD)のケープ ヨーク(Cape York)、中心は、ノーザンテリトリー(北部準州、NT)のラムバート センター(Lambert's Centre)、最高峰は、ニューサウスウェールズ州(NSW)のマウント コジウスコ(Mt Kosciuszko、 2,228 m)、最低地は、南オーストラリア州(SA)のレーク エア ノース(Lake Eyre North、海抜 -15.2 m)である。
オーストラリアの最高気温は、クイーンズランド州(QLD)北部のクロンカリー(Cloncurry)で1889年に記録された53度、オーストラリアの最低気温は、1994年にニューサウスウェールズ州(NSW)南部のマウント コジウスコに近いシャーロット パス(Charlotte Pass)で記録された零下23度である。オーストラリアの最長の川は、ニューサウスウェールズ州(NSW)から南オーストラリア州(SA)に流れるマレー川(Murray River)で全長が2,520 kmである。オーストラリア最大の湖は、南オーストラリア州(SA)のレーク エア(Lake Eyre、9,500 km2、塩湖)であり、オーストラリア最大の人工湖は、西オーストラリア州(WA)のレーク アーガイル(Lake Argyle、700 km2) である。
オーストラリア大陸の18 %は、砂漠であり、10砂漠の中で西オーストラリア州(WA)と南オーストラリア州(SA)を覆うグレートビクトリア(Great Victoria、348 750 km2、4.5 %)が最大ある。オーストラリア大陸には、8,222の島が点在し、ノーザンテリトリー(北部準州、NT)のメルビル島(Melville Island、5,786 km2)が最大であり、オーストラリアで第5番目に大きいクイーンズランド州(QLD)のフレーザー島(Fraser Island、1,653 km2)は、世界最大の「砂の島」である。オーストラリア最大の滝は、クイーンズランド州(QLD)のウォーラマン滝(Wallaman Falls、305 m)である。
真っ黒に日焼けした日本人をジャポリジニと呼ぶ。「へぇ」。その理由は先住民はアボリジニ、日本人はジャパニーズ。「へぇ、へぇ、へぇ」。
ウルル・カタジュタ(エアーズロック・オルガ岩郡)国立公園
ウルル「エアーズロック」(Uluru 「Ayers Rock」)は、オーストラリア大陸のほぼ真中に当たるノーザンテリトリ(北部準州)南西部にあり、ダーウィンの南約1,900km、アリススプリングズの南西約340 kmに位置する世界最大級の単一の岩石(モノリス)である。地殻変動と浸食によって先カンブリ時代の6〜7億年前に形成されたもと考えられ、「地球のヘソ」とも呼ばれオーストラリアのシンボル、海抜867 mで地表から348 m、その周囲はおよそ9.4 kmである。ウルルとはアボリジニの言葉で「偉大な石」を意味し、ふもとには多くの洞窟があり、内部にはアボリジニの描いた壁画が残るアボリジニの聖地である。杭を打って鎖を張った登山路が設置されており、山頂まで登ることもできる。登頂に要する時間は往復で約1時間半〜2時間である。雨の後や風が強い日、アボリジニの儀式の時は登山禁止となる。陽の当たり方で色が変わって見え、朝陽と夕陽による鮮やかな赤色は特に美しい。
先住民アボリジニの土地所有権の法廷闘争によりエアーズロックとエアーズロック国立公園の所有権は1985年にアボリジニ(Pitjantjatjara and Yankunytjatjara部族を含む Mutijulu Aboriginal community)に返還された。1993年にエアーズロックの名称は「ウルル」となり、公園の管理に係わる決定にはアボリジニも参加するようになった。この地域の多くの部分はアボリジナルの聖地であり、現在もピチャンチャチャーラ(Pitjantjatjara)の伝説にまつわる地域は公開されておらず、観光客の立ち入りも禁止されている。旅行者用の施設は1983年から1984年にかけてエアーズ・ロックから20 km離れたリゾートのユラーラ(Yulara)に移された。
カタジュタ「オルガ岩郡」(Kata Tjuta「Mount Olga」は、単一の岩石(モノリス)のウルル(エアーズロック)の西約30 kmに位置し、大小36もの岩石(コングロマリット)が集まり、見る場所を変えるといろいろな奇景を見ることが出来る奇岩・奇景が有名である。観光スポットは「ワルパ渓谷(オルガ渓谷)」と「風の谷」。ワルパ渓谷は、海抜1,069 m (地表から546 m)とスケールも大きい。片道2 kmのウオ−キングトレイルもあり、往復約1時間である。カタジュタとはアボリジニの言葉で「多くの頭」を意味する。カタジュタは、ウルル(エアーズロック)などとともに頻繁にアボリジニの神話に登場する場所である。それによれば、この山の頂上にはワナンビと呼ばれる蛇が頂上に住んでいて、乾期にのみ下山するという。奇岩群には、宮崎駿監督作品『風の谷のナウシカ』に登場する王蟲のモデルと推測される一つがあり、それを裏付けるように、近くには「風の谷」と呼ばれる場所も存在する。
ウルル・カタジュタ(エアーズロック・オルガ岩郡)国立公園は、1987年にアボリジニの文化遺産と壮大な景観の自然遺産を併せてユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録された。「ウルル-カタジュタ 地図 航空写真
グレートバリアリーフ (Great Barrier Reef)海洋国立公園
グレートバリアリーフ (Great Barrier Reef) は、オーストラリア大陸の北東、クイーンズランド州の中北部海岸沖合の大陸棚に発達した世界最大のサンゴ礁である。南北2,000 kmに及び大小700あまりの島々を囲むようにサンゴ礁が連なる。グレートバリアリーフの浅瀬は約35万haである。生態系も多様で約400種のサンゴ、約1,500種の魚、約4,000種の貝、約240種の鳥が生息する。多くの場所はオーストラリアの国立海洋公園に指定され、保護されている。1981年にはユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された。日本名は大堡礁(だいほしょう)。20あまりの島がリゾートとして開発され、ケアンズ拠点としてハミルトン島、ヘイマン島、グリーン島やフィッツロイ島へ日帰りでクルージング、島の散策もできるが一泊すると美しいサンゴ礁の海を満喫できる。グレートバリアリーフでも隋一の景勝を誇るのがウイットサンデー諸島(Whitsunday Group)であり、グレートバリアリーフを代表する豪華なリゾートアイランドが開発されている。リゾートアイランドとしては,デイドリーム島、ハミルトン島、リンデンマン島、ヘイマン島、サウスモール島、ロング島などが世界的に有名である。これらのウイットサンデー諸島へのフェリーやクルーズはアーリービーチ(Airlie Beach)から約8 kmのシュートハーバー(Shute Harbour)が発着になっている。グレートバリアリーフの島々は、リゾート、クルージング、ダイビングなどで人気がある観光スポットである。ダイビングするときは毒のある蛸(タコ)がいるので注意を要する。春の満月の後にサンゴの放つ精液で白濁する海を体験するため世界中のダイバーがその一瞬を待つ。
サンゴ礁をつくるタイプのサンゴは、体内に褐虫藻と呼ばれる光合成をする藻類を共生させている。昼間は褐虫藻が光合成を行い、夜はプランクトンを捕食して生きている。光合成をするためにサンゴは浅くて温暖で透明度の高い海に生存する。これが熱帯から亜熱帯のきれいな浅い海にサンゴ礁が発達する理由である。グレートバリアリーフは、大陸棚の上に約200万年前からの石灰岩が200 m以上の厚みで堆積しているその頂部では、いまも生きているサンゴ礁が石灰岩を形成している。このようにサンゴ礁は成長を続け、様々な魚や他の海の生物の住家になっている。二酸化炭素除去の役割を果たすのは、森林だけでなく、サンゴ礁の保全と育成も二酸化炭素の固定に役立つことが判明している。しかし、地球の温暖化により、海面温度の上昇でグレートバリアリーフの「サンゴの白化現象」がここ数十年で最悪の事態になっている。「サンゴの白化現象」とは、ストレスを受けたサンゴが白色に変化、あるいは漂白状態になり、個々のサンゴを弱らせ、広範囲に広がるサンゴ礁群を死滅させてしまうことである。サンゴにとって最適な海面温度は、28度前後であり、水温が2〜3度上回っただけでも、サンゴは共生藻を吐き出し、漂白死してしまう。グレートバリアにおける「サンゴの白化現象」は、クイーンズランド州の南はブンダバーグから北はクックタウンまで、1,000 kmにおよぶ範囲に広がっており、場所によっては、80 %ものサンゴが白化現象をおこしている状態にある。1998年には1度以下の海面温度の上昇が世界の16 %のサンゴ礁を死滅させた。今世紀での海面温度の上昇は2度〜6度の間と見積もられていることが正しいなら、今世紀中頃までには、最良の場合でもグレートバリアリーフのサンゴ礁は現状の5 %以下しか残らないと推定されている。自然世界の七不思議のひとつともいわれ、世界遺産にも登録されているグレートバリアリーフの損傷は、単にオーストラリアだけの問題ではない。「グレートバリアリーフ 地図 航空写真」
ゴールドコースト
ゴールドコースト( Gold Coast )は、クイーンズランド州東南部、州都ブリスベンの南70kmに位置するオーストラリア最大の観光保養地として世界的に有名である。亜熱帯性気候でサーフィンの適地でもあり、国内及び海外の観光客や保養客が訪れる。「ゴールドコースト」という名前は、1959年に地域の再編で「シティ・オヴ・ゴールドコースト」ができる際に観光客を誘致するため命名されたもので、それ以前は「サウス・コースト」として知られていた。現在では人口40万、オーストラリアで7番目の都市となっている。42 kmに及ぶ素晴らしい砂浜が続くゴールドコーストの中心はサーファーズパラダイスでここを南北にマリンアクティビテイやテーマパークなどの遊べる所が延びている。サーファーズパラダイスの中心はカビルモール(歩行者天国)でブランド店も多く並び夜遅くまで賑っている。ゴールドコーストを訪れたら先ずは南太平洋の白波が打ち寄せ、踏みしめるとキュッと音がする砂浜を歩こう。ビーチに沿って高層のホテルやコンドミニアムが建ち並ぶ。「ドリームワールド」「シーワールド」と「ムービーワールド」の3大テーマパークは見逃せない。パラセイリング、ジェットスキー、スピードボートなどのマリンアクティビテイ、サーフィングやダイビングなどのマリンスポーツ、モートン島やサウス・ストラドブロ島への日帰りツアー、クルージング、熱気球フライト、ドルフィンツアーやホエールウオッチングツアー、ゴルフ、釣り、などなど。ゴールドコーストは、世界遺産のラミントン国立公園にも近く、ここでは海のマリンスポーツと山の大自然を満喫できる主要な観光地である。また、高齢者の引退村もあり、日本人の滞在者も多い。ゴールドコースト空港もある。1980年代の末には、オーストラリアで初の私立大学、ボンド大学が開学した。「ゴールドコースト 地図 航空写真」
ケアンズ
ケアンズ(Cairns)はオーストラリア大陸北東部、クィーンズランド州のブリスベンの北約1,720 kmに位置し、ヨーク岬半島の付け根付近のトリニティー湾から珊瑚海に面し、クィーンズランド州最北部の中心都市である。ケアンズは、日本からは一番近い北の玄関口。2,000 kmに及ぶ世界最大の珊瑚礁のグレートバリアリーフ海洋国立公園とキュランダ、ケープトリビュレーション、デイントゥリー、アサートン高原などを含む熱帯雨林のクイーンズランド湿潤熱帯地域(ウエットトロピックス)は世界自然遺産に指定されている。パームコーブやポートダグラスはケアンズの北に位置する。ケアンズ拠点としてハミルトン島、ヘイマン島、グリーン島やフィッツロイ島へ日帰りでクルージング、島の散策もできるが一泊すると美しいサンゴ礁の海を満喫できる。グリーン島は、ケアンズ港から一番近いグレートバリアリーフのリゾートアイランドである。「ケアンズ 地図 航空写真」
サンシャインコースト
サンシャインコースト(Sunshine Coast)、太陽の光が輝く海岸は、クィーンズランド州南東部、州都のブリスベンの北約110 kmに位置する。サンシャインコーストの北端のヌーサ(Noosa)からより南端のカランドラ(Caloundra)までの56 kmに及ぶ沿岸地帯である。ここにはサーフィンのメッカと知られるマルチドールと呼ばれる町がある。ヌーサの北のハービーベイからフェリーで約90分の所にある世界最大の砂の島のフレーザー島は世界遺産に登録されている。サンシャインコーストは、ゴールドコーストに次ぐ観光地として命名されたがオーストラリアの年金生活者が多く移り住むリゾート地として有名である。サンシャインコーストへはブリスベンから自動車(ブルースハイウエイ)、鉄道、バスで行ける。「サンシャインコースト 地図 航空写真」
広大なオーストラリア大陸には、数多くの世界的にも貴重な自然が残っている。現在、4つの世界複合遺産と11の世界自然遺産、1つの世界文化遺産が登録されている。特に、複合遺産と自然遺産は、訪れる観光客に驚きと感動を与える。「オーストラリア 世界遺産」